【その3-完結-】吃音症のこと(ぼく吃音があります)
その1・その2はこちらです。
特別支援学校をやめることになり、担任と保健の先生へ報告しました。
沢山気にかけてくださり、様々な調整をしてくださったにも関わらず、即刻卒業となり恐縮しました・・・
思わず、
「通ったこと、本人にとってなにか意味がありましたかね・・・」
とぼやいたところ、保健の先生がこう仰りました。
「直接何かなくても、大人になった時ふと
”そういえば昔ここの道通って学校行ったな。こんな遠い道のりを母親は自転車で付き添ってくれてたんだな。”
とか思い出すことがあるかもしれませんよ。そういう小さな思い出が子どもの将来を作るんだと思いますよ。」
あぁ、たしかに、と思いました。
目先の成果ばかり考えていましたが、教育ってそうじゃないですよね。
今、小5になりました。変わらず吃音はあります。元々軽度ではありますが、「良くなってきた」感はないです。
スムーズな時もあれば、つまずくこともあります。
だけど、それでいいかなと思っています。
先日、小学校で個人面談がありました。
従来なら、学年が変わったタイミングで保護者会がありますが、今年はコロナがあり開催されず。
担任は毎年変わるので、年初の保護者会のタイミングで、吃音のことを担任へ話すようにしていたのですが、今年はそれができていませんでした。
そのため、個人面談で伝えたところ、
「本人から聞いています。学校が始まって割とすぐ伝えにきました。
”ぼく、吃音があります”
と。ですけど、授業中もよく手を挙げて発言していますし、たまに詰まる時ありますが、あまり気になりません。
クラスメイトもからかうような子はいません。お友達の方が5年目の付き合いですから、私(担任)より彼の特性を理解している感じがしますし、うまくやっていると思います。」
と言われました。
お友達にとても恵まれていて、そこは本当に有難さしかないです。
たまに友達と話しているところに遭遇すると「え?」と聞き返されている時もありますが、言い直していたりして、普通に会話を進めています。
この先、どんなことがあるか分かりませんし、吃音が治るかもわかりません。
ですけど、そのオープンマインドで生きていってほしいなと思います!
人は人。
これからもっと多様性の時代になるでしょうし、自分の特性を卑屈に思う必要はありません。幸い、長男は思っていませんが・・(笑)
明るく、笑顔で、堂々としている人は、同じ波動の人が寄ってくると思います^^
だから、私もいつもそうでありたいと思っていますし、大変な時でも楽しみや使命を見つけて愉快に生きていきたいです。
長い3部作、読んでくださった方、ありがとうございました!
みんなみんな、幸せに生きていけますように!!